Jリーグ下部組織への入団方法やセレクションに合格した戦選手の特徴を解説!

Jリーグ下部組織への入団方法やセレクションに合格した戦選手の特徴を解説!

こんにちは!拳也コーチです。今回はJリーグの下部組織のセレクションや入団方法について書いていきたいと思います。この記事では、Jリーグ下部組織のセレクション情報や合格した選手の特徴などに触れていきます。当記事をご覧頂くことで、Jリーグの下部組織に入る方法や昇格、進路などの幅広い情報を知ることができます。なお、今回は当スクールホームページをご覧の方向けにジュニアを中心に触れていきます。

そもそもJリーグの下部組織とは?

まず、Jリーグの下部組織が何かを分からない方に説明しておきます。現在、Jリーグクラブは全国に60ありますが、各クラブはリーグに参入の条件として下部組織を持つことが義務づけられています。そのため、Jリーグに参入している各クラブは中学生年代のジュニアユース(U-15)及び高校生年代のユース(U-18)チームを保有しています。U-12年代のジュニアチームは現在は任意となっているので、保有していないクラブもあります。なお、埼玉県のJリーグクラブである浦和レッズと大宮アルディージャはジュニアからユースまですべてのカテゴリーで活動していますが、FC東京や横浜FCなどはU-12年代のチーム活動は行っておりません。Jリーグの下部組織は選手を育て、トップチームなどでプロサッカー選手になれる人材を輩出することを目的としている育成組織です。

Jリーグの下部組織に入団するには?

Jリーグの下部組織に入団するにはスカウトされるセレクションに合格する、ジュニアユース以上のカテゴリーは下のカテゴリーから昇格することが必要となり、非常に狭き門になります。

また、Jリーグクラブはサッカースクールも運営しており、このスクールから下部組織に選手を推薦やスカウティングしているケースもあります。当スクールでも過去に大宮アルディージャジュニアに所属する選手と個人レッスンを行っていまたが、その選手も同クラブのスクール生でセレクションを受けて合格し、入団しました。

セレクションの内容や受験者数は?

セレクションはクラブによりますが、年に1~3回ほど、行われています。時期もクラブによって様々ですが、夏から秋ごろが多くなっています。ジュニアチームについてはU-8から入団できるクラブもあれば、U-10以上の場合もあり、これもクラブによって様々です。

セレクションは対象年齢を満たしており、心身健康であれば受講できます。ただし、サッカー少年団やクラブチームに所属している選手については、必ず所属チームの監督の許可が必要です。Jリーグの下部組織では、他クラブに所属する子が受験することが多いため、合格して入団する場合は元々の所属チームを退団することになります。そのため、クラブ側からすると「選手を引き抜かれる」ことになるため、時にはもめ事が起きることもあります。受験者数は人気のあるクラブだと200人以上、時には400人受けることもあり、セレクションを突破するのは非常に狭き門になります。

試合風景

セレクションはあくまで補強?合格者0の場合も?

毎年各カテゴリーでセレクションを開催しているJリーグの下部組織ですが、セレクションはあくまで補強といった意味合いが強いです。獲得したい選手は、大会等を通してスカウトするため、セレクションはスカウトし切れなかった、取りこぼしが無いかを確認するのと、足りないポジションの選手を獲得するための補強として行われています。その傾向はジュニアユースやユースになると、より強くなります。ユースの場合は内部昇格とスカウティングで選手を決め、セレクションを行わないクラブもあります。

なお、ジュニア年代の場合、J下部は他の少年団やクラブチームから選手を移籍という形で獲得するケースが大半のため、少年団やクラブチームを辞めた選手(チーム未所属)のみ参加できるセレクションを開催するケースもあります。また、開催の必要性がそこまで高くなくても、「良い選手がいたら1人か多くて2人獲得しよう」程度の感じで実施することもあるといいます。

合格する選手の特徴は?大宮アルディージャジュニアに合格した選手の例を紹介!

これはJリーグの下部組織に限らず、トレセンや中学校のクラブチームのセレクションにも言える話ですが、合格する選手のにはいくつかの条件と特徴があります。ここでは1つ1つ紹介していきます。

①止める、蹴る、運ぶといった基礎技術が高い、
②身体の使い方が上手い、フィジカル的に優れた選手
分かりやすい明確な武器を持っている
サッカーに対する熱量が高い

止める、蹴る、運ぶといった基礎技術が高い選手はやはり合格しやすいです。仮に高くなくても最低限の基礎技術があることが前提となります。(ゴールキーパーの場合は身長が最重要視されたりもしますが)

次に身体の使い方が上手い選手ですが、これは当スクールも大切にしているコーディネーション(身体を思った通りに動かす能力)やスピードなど含めフィジカル的な能力が高い選手はやはり合格しやすい傾向があります。分かりやすくいうと、速い、強い、デカい選手です。

そして、前述の基礎技術やフィジカル的な能力も含め、武器を持つ選手がJ下部に合格しています。また、基本的には上手い(技術が高い)、速い(走る速さ、判断の速さ、切り替え)、強い(球際での相手との競り合いなど)、賢い(戦術理解や状況判断に優れている)のうち、2個以上武器を持つ選手が合格しやすいです。言い方は悪いですが、ただ速いだけや大きいだけだと、全国レベルも通用するくらいずば抜けていない限り合格は難しいと思います。

そして、熱量が高いですが、これは置き換えるとサッカーに対する強い気持ち、つまりは「プロになりたい、上を目指したいという向上心」がある選手が合格します 。サッカーの技術や戦術、スピードといったサッカーの競技そのものに関わる部分だけでなく、このような一生懸命さや熱量といった人間的な部分も見られています。

なお、私が過去に大宮アルディージャジュニアに所属していた選手と個人レッスンをさせて頂き、担当した選手は下記のような特徴の選手でした。

左利き(ポジションは右または左サイドハーフ)
身長→平均的
基礎技術→止める、蹴る、運ぶは問題無くできる
スピード→チームでもトップレベルに速い
戦術面→平均的だが、他のJ下部選手よりはどちらかというと低い

プレースタイル:スピードやスピードを生かしたドリブル突破、足元の技術と左足のクロスやシュートを武器とするアタッカータイプ

この選手は5年生の秋頃にセレクションに合格しました。スピードを生かしたドリブルや左足の制度が武器で得点も取れないことはないですが、センタリングを上げてアシストしたりというタイプでした。

特徴はスピードと左足でスタミナもあり、体力テストはチームでも常に1位、2位だったそうです。この選手の親御さんがおっしゃるには、身体能力が高かったのが評価された合格・入団入団できたと思っているとのことです。

ここまでJリーグの下部組織のセレクションや合格する選手の特徴に触れてきました。いかがだったでしょうか?入団後の待遇や進路、昇格などについてより詳しく知りたい方は当スクール代表の拳也コーチが執筆しているnoteをご覧ください。→Jリーグ下部組織を完全攻略!全容が明らかに?セレクション、昇格、進路、特典等独自情報を中心に紐解く

有料にはなりますが、無料部分でも参考になる部分もあるかと思います!ちなみに、ありがたいことに多くの方に高評価を頂いております。

当スクールでは、Jリーグの下部組織に所属している選手はもちろん、Jリーグの下部組織に合格したい選手を大歓迎です!大宮校は無料体験が2回まで可能です。お得なご入会キャンペーンも行っていますので、この機会に是非ご参加ください!